
スローシャッターの話を出したところで、都合良くこれから各地で『花火大会』が開催される。
花火大会で観る打ち上げ花火は連発しているようで、クライマックス以外はそうでもない。何秒かの間には数発は上がるというのがほとんどなので、長時間露光は必須となる。
一発の花火を観ても、打ち上げている間が数秒あり、爆発から一つ一つの光が消えるまでは1秒以内のものが多いが、数秒かかるものもある。
ここに載せた写真は8秒かけて撮ったもの。この中には5つ花火が写っている。
これから花火大会で写真を撮ろうという人のために難易度別に紹介すると...
花火だけを広角で撮るというのが一番簡単。
打ち上げる場所と、打ち上がった花火の全体を捉えると広角で撮るようになるが、フレーミングやピント合わせは簡単で、花火と露光時間の関係だけを注意しながら撮ることができる。
花火大会の会場全体を見渡せるような少し離れた高台で撮るというのもある。
どこの花火大会を撮ったのかが判るような写真を撮るということなので、明るいうちから早めに場所取りをしないといけないが、それさえできれば撮影自体は楽にできる。ただし花火以外の街などの風景も意識しないといけなくなるので、露光時間が短いと風景が暗すぎたり、露光時間が長いと街灯りが明るくなりすぎてしまうので、実用的な露光時間というのは限られてしまう。その間で花火がいくつ綺麗に入れられるかが勝負どころ。
初心者には花火のアップは一番難しい。
こういう寄った写真はフレーミングもピント合わせも露光時間も全てその時に判断していかないといけない。難しいというより忙しいと言った方が良いかもしれない。
明日は県外に居るので『広島みなと 夢 花火大会』には行けないけど、雨が降るかもしれないですね。
私は今のところ8月1日の『呉海上花火大会』で撮影講習をする予定です。